◆ Never Can Say Goodbye / The Jackson 5 ジャクソンファイブの名バラードが現代のファレル・ウィリアムスの手により蘇る-The Neptunes Remix - 他 [楽曲・アルバムレビュー(ジャクソンズ名義)]
2011.11.23Up
ジャクソン・ファイヴの曲で、二番目にお気に入りのバラードがこの「ネバー・キャン・セイ・グッバイ」(さよならは言わないで)です。No1シングル「I'll Be There」も美しいバラードですが、ネバー・キャンの方が好きですね。一番好きなバラードは、「All I Do Is Think Of You」(75)です。
マイケルも当時、Fav曲にこの「Never Can ---」と「I'll Be There」と「ABC」をあげていた。
この曲は、「アイル・ビー・ゼアー」と双璧のジャクソンファイブの大ヒットSlow。71年のHot-100で2位、R&Bでは1位になっています。とても美しく、切ないメロディーライン。そして、13歳のマイケル・ジャクソンの透明感ある、そしてソウルなボーカルも素晴らしい。けっこういろいろカバーもされてる。リリックも切ない。
今回紹介するこの『ザ・リミックス・スウィート』は、マイケルの死後に出された追悼企画アルバムです。現代のTop Createrたちがジャクソン・ファイブの名曲をリミックスした作品集。そして「Never Can --- 」私も大好きなファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴのプロデューサーチーム→The NeptunesがRemixしています。
ジャクソン・ファイヴの曲で、二番目にお気に入りのバラードがこの「ネバー・キャン・セイ・グッバイ」(さよならは言わないで)です。No1シングル「I'll Be There」も美しいバラードですが、ネバー・キャンの方が好きですね。一番好きなバラードは、「All I Do Is Think Of You」(75)です。
マイケルも当時、Fav曲にこの「Never Can ---」と「I'll Be There」と「ABC」をあげていた。
この曲は、「アイル・ビー・ゼアー」と双璧のジャクソンファイブの大ヒットSlow。71年のHot-100で2位、R&Bでは1位になっています。とても美しく、切ないメロディーライン。そして、13歳のマイケル・ジャクソンの透明感ある、そしてソウルなボーカルも素晴らしい。けっこういろいろカバーもされてる。リリックも切ない。
今回紹介するこの『ザ・リミックス・スウィート』は、マイケルの死後に出された追悼企画アルバムです。現代のTop Createrたちがジャクソン・ファイブの名曲をリミックスした作品集。そして「Never Can --- 」私も大好きなファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴのプロデューサーチーム→The NeptunesがRemixしています。
ネプチューンズの他にもFav Createrとしては、スターゲイト、ダラス・オースティン、エイコンなどが参加しています。
発売される前から、一番の注目は超Fav曲の「Never Can Say Goodbye」がどうアレンジされるかという所だった。さらにそのFav曲をNeptunesが手がけたという事で、即買いでした。ファレルは、『インビンシブル』に参加したいという強い思いをもっていたようなので、死後とはいえこうしてマイケルのプロジェクトに参加できる事を喜んでいた。ファレルのお母さんもこの曲が好きだったそうなので、なおさらうれしかったと。
でネプはどんな感じで仕上げるかと思ったのですが、ちょっとイメージとはちがった。Hip Hop的なバウンシーな感じで、ちょっとこの曲の美しいメロディーラインにそぐわない。マイケルが採用しなかった楽曲でファレルが全面Produceしたジャスティン・ティンバーレイクの「Take It From Here」のようにストリングスを絡めたOld Sckool的なRomantoc Tasteで仕上げてほしかった。まー、かっこよくはあるんだけど、最近、だんだん馴染んできた。
他にもオープニングは、スターゲイトによる疾走感あるいま風アレンジでの「スカイライター」。ダラス・オースティンは「ボクは君のマスコット」を仕上げる。こういう企画アルバムだと、とりあげる曲はかぶらないようにするんだろうけど「Dancing Machine」はクリエイター的にはやりたい曲なのだろう2組が手がけている。エイコンが手がけた「Ben」はシンプルで原曲の良さを失わずいいアレンジ。
ジャクソンファイブ時代の楽曲が新鮮な感覚で聞けるこのアルバムはおすすめです。そしてあらためて思うのが、ジャクソンファイブ期のマイケルの高音ボーカルの素晴らしさ。
この曲はデモバージョンもあります。ネバキャンの他にもジャクソンファイブの大ヒット曲の没テイク集と未発表曲を集めたこのアルバム。
I Want You Back: Unreleased Masters
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Motown
- 発売日: 2009/11/10
- メディア: CD
発表されたバージョンが、最終的にはよいと思うのですが、この没バージョンを聞くと、この辺を手直ししたのかとか、ここは手直し前の方がいいなと思うパートもあります。
個人的には、「Never can ---」もですが「ABC」や「Dancing Machine」がけっこう新鮮だった。ここでは「Never Can」にしぼりますが、手直し前バージョンの終盤は、ジャーメインのボーカルが入ってきて、マイケルと絡むのが新鮮。
80年代末に『DACADE』というMJの最初のBest盤の企画があった時、「ネバー・キャン」のアダルトバージョンもあったようです。当時のマイケルのボーカルでこの美しいバラード聞いてみたかった。大人のマイケルも再び録音したという事はMJもやはりお気に入りの1曲だったという事でしょうか。
73年4月、ジャクソン・ファイヴの日本公演でのLive音源がありますが、ちょうど変声期のマイケルのボーカルです。少年から大人(今のMJ)の声に変わりつつある時期。少年と大人の両面のボーカルを感じます。ただ声変わりで、発売時の時のような高音が出なくて、もどかしそうなマイケルを感じる事もできます。今出るKeyでボーカル調整をしていて、その辺のテクニックの凄さも逆に感じてしまう。『In Japan』には、「I'll Be There」が収録されていないのが残念。
今度、ジャクソン兄弟の3人が来日しますが、この時以来のパフォーマンスなんですね。このLive盤は、まだジャーメインももちろんいて彼のソロも堪能できます。マイケルの「Ben」はやはり美しい。ステージ上でブラザー同士のTalkもあるし、「ありがと」も連発してる。ただJapanの観客の反応はお上品。歌ってる間は、USAとはちがい静かに聞いているのでボーカルや音がクリアに聞ける。Liveという臨場感はうすいですが。
こちらがジャクソン5としてUSAで発売されているLive CD、2枚組です。70年と72年のLAでのライブ。臨場感はこちらの方が圧倒的。この2年の間で、マイケルのボーカルが変わっているのもわかります。「I Wanna Be Where You Are」(僕は君のマスコット)の高音の伸びも少年時代と青年時代ではちがう。
こうしてジャクソン・ファイヴ時代の曲を聞くと、いかにマイケル・ジャクソンのVocalが天才的だったか、ジャクソン兄弟の団結力の素晴らしさ、ボーカルワークの素晴らしさ感じる事ができます
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