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◆ VICTORY TOUR(1984)ビクトリーツアー ☆ 今や伝説、絶頂期のマイケル・ジャクソンがブラザーとともに躍動する、ジャーメインも復帰 - ☆ [ツアー]

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 マイケル・ジャクソンのワールドツアーについて前回取り上げてみましたが、今回から一つずつPick Upしてみたいと思います。(ご要望の強かったビクトリーツアーの記事の再アップです)
 1984年の『ビクトリーツアー』です。今や伝説のツアーといってもいい。それは,ジャッキー、ティト、マーロン、ランディ、そして長らく離れていたジャーメインも加わり、ブラザーとの最後のツアーとなった事、26歳、最高のボーカル状態のマイケル・ジャクソンの抑えようのないエネルギッシュなパフォーマンスだった事による。

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 ファンの中でも待ち望まれていたBADツアーの2ndレグのLIVEもついにDVD化され、BAD25周年記念盤に収録されますが、やはりビクトリーツアーのボーカルとエネルギーはすごいものがあります。マイケルは息切れひとつしていない。Dance系の曲は意外とごまかせるのだけど、バラードの息切れはけっこうごまかせない。しかし、80年の「トライアンフツアー」と同様に「ビクトリーツアー」でのマイケルのボーカル力は最高級です。
 現在(2012年時)、USAではランディーを除くジャクソン兄弟4人が集い、再結成ツアーを行っています。年末には日本にもやってきます。ジャーメインも加わった兄弟が集結してツアーに出るのはこの「ビクトリーツアー」以来、28年ぶりの事なのです。しかし、そこにはマイケルはいません・・・ 最強の6人のジャクソン兄弟がそろってこの日本でのパフォーマンスを見たかった



 もちろんマイケルは、ジャクソン・ファイヴ時代から全米ツアーやワールドツアーも行っています。しかし、79年のソロ作『オフ・ザ・ウォール』以降ではその注目度は飛躍的に増した。この頃、マイケルはまだブラザーとの関係を重要視していたように思います。自身は、ジャクソンズの一員という意識がまだ残っていたのではないかと思います。それは、父親のジョーの教えもあったかもしれません。愛に満ち溢れた母・キャサリンは、兄弟姉妹の成功に関わらず分け隔たりなく公平に接したと言います。
 
 『オフ・ザ・ウォール』の翌年、ジャクソンズとして『トライアンフ』を発表。マイケル自身も、この素晴らしい2枚のアルバムの最高の部分を組み合わせてツアーに臨みたいという事を述べています。「トライアンフ・ツアー」は、USAのみの公演となり60万人を動員します。『オフ・ザ・ウォール』の大成功の後のツアーです。その熱狂ぶりはこのツアーの模様をCD化した『The Jacksons Best Live』でもわかる。

ザ・ベスト・ライヴ

ザ・ベスト・ライヴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: CD

 以前もこのBlogでもとりあげましたが、このLIVE盤、すごくお気に入りです。マイケルといえば、ビジュアル的なDanceに目が行きますが、このLive CDは音しかありません。しかしあえてDanceと切り離したマイケル・ジャクソンのLive盤を聞くと、そのボーカルの素晴らしさ、SOUNDのGroove感に酔いしれるのです。音も良いです。ライブCDとしての臨場感が素晴らしい。そして「ビクトリーツアー」の原型にもなっていると思います。
 マイケル・ジャクソンはこのLive CD発売の際のインタビューで「僕らにとって集大成的なアルバムになると思うし、最初にして最後のライブ・アルバムになるかもしれない」と述べています。当時、『トライアンフ』を最後に、ジャクソンズから離れソロ活動へのシフトを考えていた事がわかります。(しかし、本当にマイケルがいるジャクソンズとしての唯一のLiveアルバムとなってしまった)
 82年12月『スリラー』が発表され、1年以上に渡りシングルヒットが続き、アルバムも売れ続け、マイケルは前人未到の成功を収めていきます。ある意味、マイケル・ジャクソンの商品価値は史上最高になります。
 
 そして、ビクトリープロジェクトが開始されます。それは、マネージメントに復帰した父親のジョーが主導していきます。エンターテイメント界の頂点にたったマイケル。長らくモータウンで一人ソロ活動をしていたジャーメインもアリスタレコードに移籍すると同時にジャクソンズにも帰還。このタイミングでツアーを行わずしてどうするんだという感じです。そして、ビックプロモーターのドン・キングも引きいれ、一気にビジネス臭も増していく。このツアーは(当時としては)史上最大規模のツアーとなるのです。周囲がフィーバー状態にある中、主役であるマイケルだけはこのツアーに参加することに消極的でした。しかし、マイケルも父と兄弟に、最終的にはツアーの共同開催者として名も連ねる母親に説得されツアーとアルバム参加を含むそのプロジェクトに参加する決意を固めます。

Victory

Victory

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: CD

 マイケル自身、兄弟や両親の為に参加を決めたと述べています。このツアーを行えば、両親や兄弟に相当のお金が入る。このお金があれば今後の生活に困窮する事はないだろうと。このツアーでの収益は7,500万ドル(当時のレートで180億くらいか)と言われています。そして、最終的にどうおちついたかは不明ですが、ジャクソンズ側に4,000万ドル(約96億、6人で均等に割ると1人が受ける報酬は16億)の契約料が提示されます。
 しかし、この高額の報酬はチケットの価格に反映される事になります。1枚30ドル(7,200円)のチケットが4枚セット(28,800円)限定で発売されるのです。ジャクソン兄弟は20ドル(4,800円)で1枚からのチケット売場での発売を想定していましたが、プロモーター側との意見の相違をうみます。さらにこのチケット販売方法が非難されたのが、とにかく3万円近い額をまずプロモーター側に送金しなければならないのです。送金してもチケットがとれるかどうかはまだわからないのです。取れなかった場合は、払い戻しがされるのですが、それには数か月を要し、送金されたお金がストックされ、そこで生まれる多額の利子がプロモーター側にもたらされるシステムだったのです。
 この方法は、当初から問題視されます。とにかく大きな利権に様々な人間やスポンサーが群がり、1円でも多く自分の懐に入れようとそれぞれが暗躍した。それが様々な場所でトラブルとなり、ツアーが終わっても訴訟問題に追われる事になります。お金に執着していないのはマイケルだけだったのではないでしょうか。
 そんな中、テキサスに住む11歳の女の子から、マイケルに宛てられた手紙が新聞に掲載されます。

 『あなたにお手紙を書いたのは、私がどういう気持ちでいるかを伝えたかったからです。今までわたしは、あなたが思いやりのある人だとずっと信じていました。そのあなたがよりによってどうしてこんなにも自分勝手なのでしょうか。テキサススタアジアムでライブをするのはお金持ちの人たちのためなのですか。わたしは、アルバイトをしてあなたのポスター、レコード、グッズを買い、あなたは私の生活の一部でした。だけどショーには行けません。100ドル以上のお金をわたしはもっていないからです。』

 この投稿はマイケルの心に深く刻まれたようで、この事をきっかけにマイケル・ジャクソンは会見を開き、公正で適切なチケット販売をするようにプロモーターに要請し、通常のチケット販売にもどります。この娘にもプロモーターから無料のチケットが送らます。さらに恵まれない子供たちのために2千席の無料シートを用意します。さらに今回のツアーで自分が受ける報酬はすべて慈善事業に寄付するという発表をします。

 

 当初から、マイケルはお金儲けのためにツアーの参加を決めたわけではありません。前述したように、これまでのファミリーへの恩返しという意味が一番大きかった。しかし、非難の矛先はやはりマイケル・ジャクソンに向けられてしまうのです。そういった問題があったビクトリーツアーでしたが、7月6日のカンザスシティーから夢のショーはスタートします。



 ステージの外では、いろいろな問題があり、マイケルがすべてをコントロールする事もできず、自身のイメージするステージにもなっていなかったようですが、一度ステージの上に立つとマイケルは躍動します。
 自伝の中でも、「ビクトリーツアーの頃、とてもパワフルな自分を感じていました。世界の頂点にいるように感じていました」と述べています。まさにその通りです。世界の頂点にマイケルは到達していました。再びブラザーとステージに立ってパフォーマンスをする喜びも感じたとも述べています。
 ビクトリーは、ファミリに―とってはジャクソンファミリーの勝利でしたが、世の中はマイケルの勝利としか見ていなかった。ビクトリーツアーと冠しても、実際は『スリラー』の大成功の後のツアーです。まさに『スリラーツアー』だったのです。前人未到の領域に到達したマイケル・ジャクソンを体感できるLIVEだったのです。
 ビクトリーツアーは、ワールドツアーではありません。当初、日本も候補地にあがっていたようなのですが、ツアーの長期化をマイケルも望まず(この機材を国外に持ち出すのも難しかったと思われる)、最終的には84年の12月9日、LAでの公演を最後に5か月間にわたる大規模なツアーは終了します。全米、カナダの21都市、57回に及ぶ公演となります。250万人の動員を記録し、当時のツアー売り上げの記録も更新します。



 ステージセットや照明の規模もそれまでにないものだったようで、700トンに及ぶ機材を運ぶのに100台のトレーラーが移動したと言います。セットを組むのに300人で3日を要したと言います。ステージ上には様々な舞台装置も組まれ、オープニングはアーサー王伝説とSF的な演出が組まれ、ランディーが石に刺さっている伝説の剣を引き抜きライブの開始を高らかに宣言するのです。終盤、「ビートイット」の前では、マイケルは蜘蛛のような機械と格闘したり、瞬間移動のマジックもあります。
 演奏曲は、前述の『Live』(トライアンフ・ツアー)をベースに『スリラー』からの曲が4曲加わります。それが「Wanna Be Startin' Somethin」「Human Nature」「Beat It」「Billie Jean」です。「Thriller」は、マイケルがLiveの演奏の出来に満足いかずに外されます。たしかに当時の演出上、難しかったかもしれません。ジャクソンズの新作『Victory』からの曲はマイケルが望まなかったとありました。「Torture」などすればよかったのにと個人的には思います。
 その後、マイケルは新作を出すたびにワールドツアーに出るわけです。そして演奏曲も変わっていきます。しかし、曲目、演出、振付けはこのビクトリーツアーが土台となっているのがわかります。それはそれこそ『This Is It』まで続く。「BAD」ツアーの1stレグなどほとんど「ビクトリーツアー」です。そこにブラザーがいないだけ。
 それではビクトリーツアーのセットリストです。

 1  Wanna Be Startin' Somethin  (from 『スリラー』)

 Can You Feel Itに代わるオープニング曲となる。『スリラー』でもオープニング曲。その後もLiveでは欠く事のできない曲となる。

 2  Things I Do For You  (from『Destiny』)

 ジャクソンズとして初めてアルバムのセルフProduceを許された78年の『Destiny』の重要曲。モータウンのGrooveを感じるファンキーな曲。

  3  Off The Wall(from 『Off The Wall』)

 この流れは『トライアンフツアー』と同じ。ロッド・テンパートンの曲とマイケルのボーカルの相性は抜群。LIVEではピッチを速めています。

  4 Human Nature  (from『スリラー』)

 これまではピアノのイントロが入りマイケルのモータウン時代のNo1ソング、名バラードの「Ben」でしたが、イントロの途中でマイケルがStopを命じます。ずっと愛されてきた曲だけど、時代は変わっていく。新しいバラードをという事で「ヒューマン・ネイチャー」が歌われます。この曲が入った事で、新しいLiveのエッセンスが加わります。「This Is It」でも印象に残る曲でした。でもこの時のボーカルはやはり最高。

  5  Heartbreak Hotel   (from『トライアンフ』)

 ジャクソンズ名義ですが、実質マイケルが曲も書いたマイケルのソロ曲といっていいと思う。この曲もマイケルの好むドラマ性をもった曲で、Liveでも重要曲だった。ティトのギターPlayもいい感じ。

  6 She's Out Of  My Life  (from『Off The Wall』)

 この名スローバラードもBADツアーまで歌われます。「トライアンフツアー」の時とはまた違って、ちょっとブルースっぽいギターがいい、ティトの演奏なのかな。マイケルも切なく熱唱します。そして聴衆はその美しいボーカルに魅了されます。ボーカルの美しさとDanceの両方で魅了されるLIVEはそうあるものではありません。

  
- Jermaine Jackson SOLO -

 7  Let's Get Serious / Jermaine Jackson  (from 『Let's Get Serious』(79))

 ここから3曲、三男・ジャーメインのソロ曲が入ります。長らく兄弟と離れ一人モータウンでソロ活動をしていたジャーメインの復帰もこのツアーにおいて大きな話題だった。。ジャーメインとマイケルというジャクソンズのリードボーカリストが8年ぶりに同じステージに立つのです。マイケルはステージから下がり休憩(喉を休めている)中と思われます。
 Let's Get Seriousはジャーメインの代表曲の一つ。80年のビルボード年間R&B・No1ソングでもあります。ジャーメインは、ベーシストとしてもティトと同様このツアーのSOUND面で貢献します。

 8  You Like Me Don't You / Jermaine Jackson  (from『Jermaine』(80))
         → Dynamite(from 『Jermaine Jackson』(84)


 この曲は、ジャーメインのカラーが出たミディアム曲で、個人的には大好きです。ただ多くの聴衆はマイケル目当てに来てると思われ、このあまり知られていない曲での盛り上がりはどうなのかという気はします。ジャーメインのソロを入れたのは父・ジョーの戦略のような気がします。この84年、ジャーメインもアリスタに移籍しソロアルバム『Jermaine Jackson』を発表し大いに注目される中でのビクトリーツアーの参加でした。このツアーの影響でジャーメインのソロアルバムのセールスにも好影響を与えたと思われます。アルバムもR&Bで1位を獲得します。
 「You Like Me Don't You」は、すてきなミディアムですが大会場で盛り上がるのは難しかったようで、途中からダンサンブルな「ダイナマイト」に変わっています。

  9  Tell Me I'm Not Dreamin / Jermaine & Michael  (from『Jermaine Jackson』邦題:ダイナマイト・84)

 前述のジャーメインのソロアルバムに収録されたマイケルとのDuo Song。グラミーでもノミネートされた曲。ライブでの「Tell Me --」は超エキサイティング。ジャーメインのアルバム収録曲のため。その後のツアーではセットリストに加わる事はありませんでした。ジャーメインのアルバム収録曲なのにマイケル色に染まっています。マイケルとジャーメインの掛け合いは最高です。
 今回、ビクトリーツアーと冠していますが、特にアルバム『Victory』をフューチャーしたツアーではないのは一目瞭然なのですが、この流れでもう一つのジャーメインとマイケルがリードをとる
「トーチャー」位してほしかった。


 - Jackson 5 Medley -
10 I Want You Back
11 The Love You Save
12 I'll Be There

 定番のジャクソン・ファイブ時代のメドレーです。今回、ジャーメインがいる事にとても大きな意味がある。特に「I'll Be There」ではこれまで封印されていたジャーメインのパートも復活し完全な形で名バラード「I'll Be There」が歌われます。

 13 Rock With You  (from 『Off The Wall』)

 後半です。この曲もこの初期のLiveでは欠かせない重要曲。「Lovely One」と続く流れは王道。イントロのマイケルのアドリブボーカルが最高。ジャーメインのバックボーカルもいい感じ。「オフ・ザ・ウォール」や「Baby Be Mine」などライターのロッド・テンパートンの曲にマイケルのボーカルの魅力が最高に引き出される。
 80'S的な1曲。心地いいグルーブ、観客は夢のような一夜を体感したにちがいない。『Best Live』でも聴衆と一緒に歌うとこは大好き。このツアーから『オフ・ザ・ウォール』のもう一つのNo1ソング「今夜はドントストップ」が外されます。

  14  Lovely One (from 『トライアンフ』)

 ランディーとマイケルとの共作曲。最高のコンビネーション。2人の共作曲もっと聞きたかった。この曲のジャクソンズのパフォーマンスも最高!

  15  Working Day and Night(from『Off The Wall』)

 シングルカットされていませんが、マイケルの体臭を感じるファンキーな曲。マイケルもお気に入りのようでこの曲もマイケルのLIVEでも定番曲となっていた。

  16  Beat It (from 『スリラー』)

 終盤に『スリラー』の中核曲が入ります。ここからがこれまでのジャクソンズのステージにない重要なエッセンスとなります。『ビクトリーツアー』のビクトリーたる意味があります。ファンが生で見たかった曲の登場です。ボーカル主体なので、BADツアーでは披露される集団ダンスのパフォーマンスはありませんが、マイケルは部分部分であのショートフィルムでのDanceを展開します。一部、エディ・ヴァン・ヘイレンも登場した公演もありました。

 17  Billie Jean(from『スリラー』)

 そして「ビリージーン」です。モータウンの25周年記念特番でのパフォーマンスが再現されるのです。ムーンウォークももちろん披露されます。ちょっといつもよりテンポが速い。LIVEも最高潮に達します。

 18  Shake Your Body (Down To The Ground) (from 『Destiny』

 これまたランディーとマイケルによる曲。この曲なくして、その後のジャクソンズはなかったし、マイケルが自身のライターとしての方法論にも確信をもった曲。この曲も「This Is It」までLiveでは欠かせない重要曲となります。会場はDance Floorと化し非日常の夢のようなステージがエンディングをむかえます。

 以上の18曲、約1時間40分のショーです。
 
「ビクトリーツアー」が伝説的なのは、公式の映像の発売がされていない事もあります。ブート盤は売られていますが、映像がよくない。『スリラー』の成功の後のマイケルのステージなのです。このツアーを見れた方は人生の宝ですよ。USA的には、84年といえばロサンゼルスオリンピックというビックイベントがありましたが、このビクトリーツアーも84年の大きいなイベントとしてあげられるほど、全米を熱狂させたショーでした。
 
 当時、私にとって『ビクトリーツアー』は夢の夢のショーでした。本屋で見つけた写真集に胸を躍らせ見入った。自分でも『JACKSONS BEST LIVE』をベースに、「ビクトリーツアー」のカセットTapeを編集していました。歓声と曲を融合させてLIVE感を出してダビングしたりしたのが懐かしい。今でもマイケルのファンですが、あの当時、私はマイケル・ジャクソンに最高に虜になっていました。いつも周囲にマイケルの話をしていた。
 後に、「ビクトリーツアー」のLIVE DVDをブートで見る事ができましたが、写りは悪かったですが、ツアーの全容は十分わかってすごく感動しました。ネットとかファンサイトを見ると、圧倒的にBADツアー(2ndレグ)のDVD化を望む声が多いですが、おれ的には「ビクトリーツアー」なんだなー。
 やはり他のジャクソン兄弟も存在感がある。ジャーメインの参加も大きな意味がある。ツアー前の足の骨折でほとんどステージに立つことができなかった長男・ジャッキーでしたが、後半の一部のステージで舞台に上がり、ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロン、ランディー、そしてマイケルの6人が集います。



 やはりジャクソンズとしての魅力を感じます。ジャクソンファイブ時代からのコンビネーションは抜群です。
 年末、マイケルとランディーは欠けていますが、ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロンによる4人だけのLIVEがついに日本で開催されます。楽しみですね。このライブはマイケルの追悼公演でもあります。
 1984年、私にとって忘れる事のできないマイケル・ジャクソンに目覚めた年です。最高にマイケル・ジャクソンに夢中だった。あの時の思いは28年経った今でも熱く胸に刻まれています。Michael、We Miss You, So Much.

★「Victory」ツアーの写真集。当時1,300円でした。本屋で見つけてめちゃ喜んだ。ちょっと高いな。
マイケル・ジャクソン/ビクトリー・ツアー

マイケル・ジャクソン/ビクトリー・ツアー

  • 作者: デーヴィッド・レヴェンソン
  • 出版社/メーカー: 広済堂出版
  • 発売日: 1984/01/01
  • メディア: 単行本
 
★次回はこのBADツアーを取り上げたいと思います。
BAD25周年記念デラックス・エディション(完全生産限定盤)(DVD付)

BAD25周年記念デラックス・エディション(完全生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD
 
★ジャクソンズ(リードボーカルはマイケル)の3枚のアルバムが超お得な価格→以前1,000円ちょっとだったのに・・・
Destiny/Triumph/Victory

Destiny/Triumph/Victory

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 2003/10/06
  • メディア: CD



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コメント 2

トミーマーチ

Amberさんこんにちは。
ビクトリーツアーのチケット高額問題、少女の手紙の逸話もチラッとは聞いたことありましたが、あらためて興味深く記事を読ませていただきました。
THIS IS ITのライブでも結局公演数の疑念が残り、プロモーターへの不信感が残りましたが、今も昔も変わりませんね。。。

YouTubeでは観ましたが、最近ブートを購入した(イケナイことだけど公式がないんだから仕方ない)ので、またあらためてAmberさんの解説を思い出しながら観てみようと思います!

by トミーマーチ (2022-02-13 11:18) 

amber35

トミーさん、こちらでもどーもです。

マイケルという最高級のエンターテイナーはとてつもない利権も生み出してしまうので、関係者がいかに自分の所にお金を引込むかが必死になる感じです。「This Is It」は「ビクトリーツアー」とはちがう深い闇を感じます。

Victory Tour のLive映像、そっちの方向になってしまうのはある意味仕方ないですよね~。でもほんとブラザーとのパフォーマンスは、やはりソロツアーとはぜんぜん違うなと思います。ネットなんかなかった当時は、ここでも紹介しているツアー本をみてイメージしつつ、唯一のジャクソンズのLive CDでMy Victory ツアーをカセットテープで編集していました、全体的にテンポが速いので、もう少しおとしてもよかったかな等思いもしました。
by amber35 (2022-02-14 22:25) 

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