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◆ さよならキャプテンEO ☆悲願のキャプテンEOを体感☆彡 [映像・ショート・フィルム]

                                                                 2014.8.13 Up
EO3.jpg
 
 ディズニーの3Dアトラクション、マイケル・ジャクソン主演のキャプテンEOが26年6月30日で閉幕しました。そして私も、なんとか29日と30日に訪れることができ、ついに念願の『キャプテンEO』を体感したのです。(おれみたいにかなりのマイケルファンだけどEO見れてない人ってどれだけいるんだろう??)
 これまでもキャプテンEOネタはチョコチョコ触れていましたが、ず~と行きたかったキャプテンEO、しかしディズニーは好きな娘と行くもん!という信念を貫き、やっと行きたいと思う相手が出来た時には『キャプテンEO』は終わってしまったのです。。
 『キャプテンEO』は、1987年3月から東京ディズニー・ランドで公演が始まります。事の始まりは、新しいアトラクションを模索していたディズニーサイドが、夢と希望のキャラクターとして当時絶頂を極めていたマイケル・ジャクソンに声をかけたことから始まります。ディズニー好きのマイケルも、もちろんディズニーのコンセプトには共鳴していました。さらに映画制作にも意欲をもっており、その両者の思惑が一致した感じです。
 ディズニーは開発した最新の3Dカメラを使用し、マイケル・ジャクソンを主役にした一大エンターテイメントを構築するのです。そしてMJサイドから製作者として具体的な名前があがったのが、スティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスでした。スピルバーグはスケジュール調整がつかず、ジョージ・ルーカスが、フランシ・コッポラを連れてきてEOチームが出来上がるのです。



 
 あらためて当時を振り返りますが、『スリラー』の衝撃もおちつき、世界がマイケル・ジャクソンの次の動きに注目していました。そんな中、ディズニーのマイケル・ジャクソンを主役にしたNEWプロジェクトの製作発表は、85年7月に行われ、製作期間は14ヶ月に及び、86年9月にUSAのディズニーとディズニー・エプコットで最初に公開されます。
 この時期、マイケルは次の『BAD』という形となるニューアルバムとこのディズニープロジェクトに注力していた感じです。
 『キャプテンEOがディズニーで公開されると、マイケルファンというより、ディズニーに行った人はこのEOを体感します。当時はネットとかはもちろんなく、情報も少ない。最初に生のEO感想を聞いたのは、東京にいた親戚の兄からで(←そんなにマイケル好きではない人でしたが)、ダンスがめちゃくちゃかっこいいと。効果音がまたそれを引き立たせるという話を聞いただけでめちゃ興奮。
 EO本編に加え、2曲の新曲の「We Are Here To Change The World」と「Another Part Of Me」もめちゃくちゃ聞きたかった。「アナパ」は87年に発表される『BAD』に収録されますが、「Change The World」はなかなか聞く機会が持てませんでした(後にUlimateに収録)。キャプテンEOは、1996年9月までの公開となります。
 
 その間に、おれも少年から大人へとなっていきます。
 学生時代はディズニーランドは遠くはなかったけど、友情第一の学生生活を送ります(どんなやねん!)。1992年12月には東京ドームでの『DANGEROUSツアー』(遅刻してほとんど見れなかったけど。。)もありました。それには親友と行きましたが、ディズニーは男同士では行ってはいけないのです!!!
 勤務地を北陸を選択し、社会人生活が始まりますが、東京はけっこう遠いし多忙な日々が続き、とてもディズニーって感じはなかった。この9年6ヶ月という期間がありながら、結局行くことができずにキャプテンEOは終わってしまうのです。オレほどのマイケルファンがEOを見ることができないとは、と当時は悔やんだものです。
 
 それから、月日は流れ、デジタル時代、ネット時代となり幻の『キャプテンEO』もブートという形ではありますが、見ることができました。3Dではなかったですが、キャプテンEOの全容を初めて見ることができた時は相当しびれました。それから、他のMJのショート・フィルムと同じように、このEOを日常で見る日々が続きます。しかしあくまでも2D。『キャプテンEO』は3Dで見てこそ意味があるという思いはずっとありました。
 
 そんな私がディズニー・ランドデビューしたのは、妻といった7年前(2007年)。ちなみに妻はEOを見ている人でした。2日間、朝から晩までランドとシーを2人で満喫した。しかし、その時もちろんMJの『キャプテンEO』のアトラクションはありませんでした・・・
 
 そんな中、マイケル逝去後のマイケル人気の再燃でまさかのEOの復活が決定、2010年7月に再演されることになります。「今度こそEO行かねば!」と思いつつも、妻の妊娠が判明し、翌2011年に娘が誕生。妻の育児休業も終わり、妻も復職、育児でディズニーどころではありません。幸いにも、1年限定だったEOも常設化となります。
 そんな娘もスクスク育ち、2歳の頃からマイケルの音楽や映像に興味を持ち始め、毎晩マイケルのショート・フィルムを見て就寝という日々が続くのです。もちろんその中に『キャプテンEO』もあったわけです。
 もう少し大きくなったら家族でディズニーランドに行きたいなと思っていましたが、ここにきてその空気は感じはしていましたが、ついにEO終了の発表がされ、リミットが今年(2014年)の6月30日となるのです。
 この年、引越しもし、何かと多忙で落ち着かない中、これで行かなきゃ、一生後悔すると思い、妻子を置いても行く決意は固まっていましたが(ジャクソン4兄弟のライブは妻子を置いていったけど)、3歳の娘もマイケルにめちゃ興味をもち(最近はBADマイケルになりたいんだって言ってるし・・・)記憶に残ってるか微妙な年齢だけど、それも後押し、妻と娘といく決意を固めました。写真や映像に残しておけば想い出になる。娘がおれの想定以上のMJファンになったとき、「なぜEOに連れていってくれなかったんだ」と言わせたくないとも思い、妻を説得しディズニー・ランドに行くことになりました。
 
 6月29日のPMにディズニーに到着。最初に向かったのはもちろんEOシアターでした。思ったより混んでなく、20分程度の並びで中に入ります。まずシアターに入る前のホールでのメイキング映像と、お馴染みの登場するキャラクターの紹介ポスター。



 そして3D眼鏡を渡され、娘も興味津々で装着。



 そしてシアターへ。
 特に何も考えず中央よりちょっと後ろの方に座る。娘は、こういった劇場の中に入るのも初めてで、人がいっぱいいるのも初めてでどうかと思ったけど、落ち着いてます。



 そしてついに始まります!
 映像自体は、なんども見ているのですが、EO3Dは初体験。
 最近の3D映画では『ゼロ・グラヴィティー』を見ましたが、こういう前に飛び出る立体映像というのは、ぜんぜん迫力あった。アトラクションとしての3Dはディズニー内に『ミッキーのフィルハーマジック』があり、画面のでかさと凝ったしかけと迫力は、最新の3Dアトラクションなんだろうと思いましたが、EOも27年前とはいえ、映画として見る分には完全に3Dでありディズニーの技術のすごさを感じた。最近では、4Dという言い方もされ、風が出たり、席がゆれたりというしかけも楽しい。
 
 そしてコクピットに浮上するマイケルの後ろ姿の登場シーン。
 その瞬間、熱いものがこみあげたのは内緒です。
 そしてマイケルの雄叫びとともにDANCEが始まります。



 満席の劇場内、定員は約370名。一人ひとりの思いはそれぞれでしょう。マイケルファンもいれば、ただなんとなく入った人もいるだろうし、もう何回も見てる人もいるでしょう。
 でもこの上映回で、27年越しのキャプテンEO体感者がいるって周囲の人は思わなかったことでしょう。いろいろな想いが交錯した。もちろん悲願のEOをついに体感した喜び、隣には愛する娘。そして目の前の大画面で圧倒的な迫力で迫るマイケル。
 マイケル・ジャクソンはこの世にはいないけど、目の前には全盛期のビジュアルとキレキレのダンスで迫るマイケルがいる。
 そのマイケル・ジャクソンを見ると、晩年のバッシングなど忘れてしまう。
 おれが最高にときめいた不滅のマイケル・ジャクソンが時空をこえてそこにいる。
 そして同じような思いでこの場所に向かった人もたくさんいるのだと思う。
 おれが特別なのは、Blogを見てもらったらわかるように、相当なMJファンであると思うのですが、それにも関わらずこのキャプテンEOをこれまで見たことがなかったという所。
 さらに3Dを見るよりも2D映像を、これまたかなり見てきたということ。
 そういった人間が、このキャプテンEOを見て感じた事ですが、3Dで見るマイケルのダンスの迫力は、これまで見慣れていた2D映像とは別モンだった。
 ディズニーの版権等で、このキャプテンEOが一般のテレビで放送されることはなかったと思う。そういった点では『Ghosts』も同じ。
 ベストヒットUSAや一般のTVで放送されるようなマイケルのショート・フィルムは、やはり「スリラー」だったり「ビリージーン」「ビートイット」だったりすると思うのですが、この「キャプテンEO」もそれらと同じようにMJの代名詞として紹介されるべき作品。
 EOの一般ピーポーの認知度はどれほどのものなのだろう?ディズニーランドの延べ人数ではない、入場者数って日本の人口のどれくらいなのだろう??ディズニー入園者ってほぼEOを見てるのだろうか等も思ってしまうのですが。
 「スリラー」もエポックメイキングなSFでしたが、このEOはある意味、それ以上のSFかもしれません。マイケルは素晴らしいアーティストであるけど、最高のエンターテイメントの追求をいつもしていた。そしてルーカスの『スターウォーズ』の世界観とマイケル・ジャクソンという才能をコッポラが見事に融合させた一大エンターテイメントが誕生した。
 『スターウォーズ』シリーズを見てもわかるように旧3部作と新3部作の映像技術の進歩はすさまじいものがあり、旧SWの映像の『キャプテンEO』は時代を感じさせる部分はある。
 しかしマイケル・ジャクソンのダンスとボーカルは、27年たっても色褪せないという凄さ。
 そして『スリラー』同様、1回だけでは飽きない、何回も見たくなるという中毒性がある。
 3DのキャプテンEOの迫力は別モンだった。
 そして物語のテーマ性。
 前回も書いたけど、正義が悪を倒すというものではなく、封印されている閉ざされた心を、マイケルのダンスと歌で開放させるというテーマ性がマイケル・ジャクソンらしい。EOの意味は、ギリシャ語で“夜明け”という意味だそう。
 
 最終日の30日ももう一度見ました。最終日は、やはり思いをもったMJファンをたくさんお見かけした。そして、リピートで延々とその日を過ごされる人も。
 『キャプテンEO』、最後の最後で見れて本当によかった。そして最後の最後で、マイケル・ジャクソンのファンになった3歳2ヶ月の娘と行けた喜び。
 最後に、3Dマイケルを見た娘の感想は、「水が飛んできたね~」だった、後、女王様の迫力がすごかったらしく怖かったって(実は白雪姫のアトラクションの魔女に号泣してました)。本当はもう1回一緒に見たかったけど、炎天下の中で並ぶのもつらそうで、半分おれのエゴにもつきあわすのもどうかなと思いやめました(妻とFPの使用でもめたけど)。
 多分覚えていないだろうけど、あの17分間が記憶の奥底に刻まれただけでもいい。
 EOのディズニーでの復活はもうないでしょうね。
 ひそかに期待しているのが、マイケルゆかりの地でもある長崎のハウステンボスで復活とか。まあディズニーの版権は相当厳しそうだから難しいか。



 ちなみに娘の手に持っているのが、スティッチの回転するおもちゃ。久々の超駄々こね状態を園内の地べたでやらかし、購入。ミッキーとこのスティッチがあったのですが、娘はミッキーには全く興味を示さずスティッチを選択したという・・・キャプテンEOの後はこのスティッチのアトラクションになるらしい。EO最終日に、そのスティッチのおもちゃをうれしそうに振り回す娘とおれの2ショットいうオチ。
 
 映像技術は進歩したけど、マイケル・ジャクソンを超えるエンターテイナーは未だに現れない。そしてこんな夢のようなエンターテイメント作品も登場することはないように思った。キャプテンEO最高だった。そしてまた大きくなった娘とキャプテンEOの話ができたらこれほどの喜びはないな。 

コメント(2) 
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トミーマーチ

ども、気まぐれコメンテーターのトミーです笑
Amberさんの熱いマイケルへの想いにぐっときました。

私は中学の修学旅行で体験しており(結局その1回こっきりですが)、ファズボールの最後に飛んでくるところで興奮しましたが、こうしていちマイケルファンの感想をあらためて目にすると、また体験したくなりましたね☆
いつか、また限定復活を願い、その時はこの場所でМJファンたちで集って楽しみたいですね~♪もちろん娘さんもご一緒に笑
by トミーマーチ (2021-07-11 19:41) 

amber35

 お~トミーさん、こちらでのコメント投稿うれしいです。修学旅行で見れたなんて最高すぎますね。

 このディズニーランド遠征から、もう7年も経ってるんですね。最終日は、熱いマイケルファンが集っている感じで、すごく盛上がっていました。ひたすらリピートされる方もいらっしゃいましたし。

 当時、3歳の娘は、この時の事をけっこう覚えていてくれてうれしく思っています。キャプテンEOは、最高のエンタメでした。やはりマイケルのダンスとマイケルが3Dと最高の音響で体感できるのが最高でした。
by amber35 (2021-07-12 23:04) 

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