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◆ マイケル・ジャクソン『BAD』のグラミーでの評価を考察する [アワード]

                                                                  2011.11.4Up分に加筆・修正baddddd.png

 過去記事でもとりあげたように『スリラー』は1983年度の第26回グラミーにおいて7部門を受賞した怪物アルバムです。最優秀楽曲は逃しますが、主要2部門、ポップ、ロック、R&B部門を制覇します。現在、セールスも1億万枚を超え世界で一番売れているアルバムに認定されています。
 セールスと芸術的な評価が合致しない事は多々ありますが、『スリラー』は世界一売れ、グラミー賞も独占し、音楽家からの評価も得た稀有なアルバムです。
 通常、ここまでの成功を収めたら次の目標は何に置けばよいのでしょうか?
 
 そんな中、マイケル・ジャクソンは、『スリラー』を超えるアルバムをまた本気で作ろうとしました。今でこそ『スリラー』は1億枚というセールス越えですが、『BAD』製作時には『スリラー』の世界的なセールスは3,500万枚超え位だったと思います(内半分がUSA)。既にその売上枚数でギネス記録なのですが。
 ですので、『スリラー』超えは本気だったはず。グラミーに置いても、『スリラー』で逃した最優秀楽曲賞も含めた主要3部門の完全制覇もねらったかもしれません。
 
 1987年8月に『BAD』は発売されBADプロジェクトが開始されます。ただし、発売月が8月というのはグラミー的には微妙な時期です。グラミーの対象年度の開始月は10月。8月というのはグラミー年度的には期末。シングル候補曲の選定からいってもグラミー年度的には微妙な感じがします。ただ『BAD』は例のごとく発売が遅れに遅れてしまったアルバム。当初は、86年末の発売予定が、翌年になり、87年の春発売のアナウンスもされますがさらに延期。レコード会社のプロモート諸々のタイムスケジュール的にも限界になります。
 この頃からMJの完璧主義の片りんが見えてくるような気がします。
 現場監督のクインシー・ジョーンズや周囲がOKを出しても、マイケルは納得しない。『BAD』は『スリラー』の時よりはるかにマイケルはSOUNDに関わった印象を受けます。「まだよりよいものができる、まだ完璧な音ではない」という思いで、トラックの手直しをし、歌い直しも何度もしたといいます。どんどん発売時期が遅れ、もうレコード会社も限界、そしてなんとか夏の発売になったという感じです。
 
 グラミー的には、まず発売時期が失敗だったと思います。
 1987年度のグラミーではなく、10月まで延期して88年度を狙った方が良かったと思います。ただEpic Sonyはマイケルだけのレコード会社ではありません。もう一人の超ドル箱アーティストのジョージ・マイケルも擁していました。ジョージの『Faith』も待機する中、二人のマイケルのアルバムを同時期に出す事はできないでしょう。
 
 USAにおける『BAD』のシングル発売日とチャートです。(Hot-100/R&B)
               
 87.8   I Just Can't Stop Loving You   (1位/1位)
 87.9   BAD                (1位/1位)
 87.11  The Way You Make Me Feel   (1位/1位)
 88.2   Man in The Mirror        (1位/1位)
 88.4   Dirty Diana              (1位/5位)          
 88.7   Another Part Of Me       (11位/1位)
 88.7   Smooth Criminal        (7位/2位)
 
 HOT-100で5曲のビルボード1位獲得は驚異的。
 このシングルヒットは『スリラー』を完全に超えます。というか1枚のアルバムから5曲のNo1シングルが出るというのはビルボートのチャート史上でも初めての快挙。この偉業をやぶるアーティストはもういないと思ったら、Katy Perryの3rdアルバム『Teenage Dream』から5枚のNo1シングルが出てMJの記録に並びます。

ティーンエイジ・ドリーム~コンプリート・コンフェクション~

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: CD
  (6枚目のNo1を狙うべくシングルカットされますが、No1は達成できず)

 そういうわけで『BAD』は87年度と88年度にまたがってのノミネートとなり、合計6部門とエンジニア部門で1つのノミネートとなります。 
 まず87年度のグラミーで対象になったシングルは、「I Just Can't Stop Loving」と「BAD」だけとなります。もちろんアルバム『BAD』は、最優秀アルバムにノミネート、クインシーとマイケルは最優秀プロデューサー部門にもノミネートはされますが、シングル対象としては「BAD」で最優秀R&B歌手でノミネート。アルバム『BAD』で最優秀POP歌手のノミネート。「BAD」は人種差別についてとても深いテーマを持った楽曲だったと思いますが、メッセージが伝わりにくい所とSF「BAD」があまりにクールなため選考者にはファッション的な意味合いで捉えられた印象ももちます。この年度で『BAD』関連では4部門のみのノミネートとなります。
 結果は以下の通りです。


【 最優秀POP歌手 】
 Sting  『ブリング・オン・ザ・ナイト』
  マイケル・ジャクソン 『BAD』
  ブルース・スプリングスティーン 「ブリリアント・ディスガイズ」
  エルトン・ジョン 「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」
  アル・ジャロウ 「ムーンライティング」
 
【 最優秀R&B歌手 】
 スモーキー・ロビンソン  Just To See Her
  マイケル・ジャクソン    BAD
  ウィルソン・ピケット    In The Midnight Hour
  ジョナサン・バトラー    ライズ
  スティーヴィー・ワンダー スケルトンズ
 
【 最優秀アルバム 】
 ヨシュア・トゥリー      U2
  BAD            マイケル・ジャクソン
  サイン・オブ・ザ・タイムズ  プリンス
  トリオ            ドリー・パートン
  WhitneyⅡ            ホイットニー・ヒューストン
 
【 最優秀プロデューサー 】
 ナラダ・マイケル・ウォルデン
    クインシー・ジョーンズ&マイケル・ジャクソン
  ダニエル・ラノワ&ブライアン・イーノ
  ジョン・クーガー・メレンキャンプ&ドン・ジーマン
  エミリオ&ジャークス

 マイケルの受賞はありませんでした。
 『BAD』がポップ部門でノミネートされているのも個人的には微妙。R&B部門で受賞してほしかったけど、モータウンの大御所スモーキーが「Just To See Her」の受賞。この曲もリアルタイムに聞いたけど、スモーキーの繊細なボーカルと楽曲がマッチしてて素晴らしい出来だった。

 最優秀アルバムは、混戦。
 今回、マイケルはグラミーのステージにも立ちます。マイケルはゴスペル隊を率いて「マン・イン・ザ・ミラー」の圧巻のパフォーマンスをみせます。

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 これまで大衆はマイケルのダンスで度肝を抜かれていましたが、今回のこのステージではマイケルのボーカル、メッセージ性、その存在感に圧倒されます。
オールスタンディングで多くの参加しているトップアーティストと観客はマイケルに拍手をおくります。
 この年のグラミーの観客席は超華やか。ホイットニー・ヒューストン、スティーーヴィー・ワンダー、U2、テレンス・トレント・ダービー等もいた。そしてあのプリンスも。

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 観客が拍手している中、プリンスの手は動いていない。最初、当時ライバル視されていたマイケルに対して素直に拍手することができなかったのかと思いましたが、よく見るとプリンスは静かに目を閉じて手を合わせているのです。この姿に拍手以上の深い思いを感じ感動しました。
このグラミーでの熱唱はマイケルの伝説のパフォーマンスの一つとなります。
 
 そしてマイケルのパフォーマンスの後、まだマンミラの余韻が残る中、最優秀アルバムが発表されます。プレゼンターはダイアナ・ロスとハープ・アルバート。マイケルの最優秀アルバム受賞のお膳立ては出来ている中、ダイアナの口から発せられたアーティスト名はU2でした。グラミーやっぱガチだなと思い知らされた瞬間でもあった。個人的には『サイン・オブ・ザ・タイムズ』は素晴らしすぎたのでプリンスにとって欲しかったけどU2の受賞。この『ヨシュア・トゥリー』も名盤すぎる。
 最優秀プロデューサー、『ヨシュア・トゥリー』を手がけたダニエル&イーノがとるかと思ったら、けっこうコマーシャルなナラダが取るという意外性。ナラダが壇上に上がる際、一番前に座っていたクインシーが立ち上がりナラダをハグし祝福します。その横にはマイケルが笑顔で座っています。このシーンもひそかにジ~ンときた。
 ナラダ・マイケル・ウォルデン、この年、ホイットニー・ヒューストンの2ndや、スターシップのNo1ヒット「愛はとまらない」やこれまたNo1ソング、ジョージ・マイケル&アレサ・フランクリン「愛のおとずれ」のWORKSが高く評価された(けっこう売れ線 ⇒ 実際、No1ソングを連発)。
 マイケル、特にクインシーに対してはより高いものを求められた気もします。クインシー的には、90年の『バック・オン・ザ・ブロック』で最優秀アルバムと最優秀Producerを受賞し、この時のリベンジを果たしますが。
 
バック・オン・ザ・ブロック

バック・オン・ザ・ブロック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1995/05/25
  • メディア: CD
 
 『BAD』関連では、ブルース・スウェデンが最優秀エンジニアを受賞しています。『スリラー』に引き続きの受賞です。最新テクノロジーを駆使しつつも、SOUNDのバランスを考えた『BAD』の録音バランスの素晴らしさが高く評価されます。

 この受賞結果を受けて、マイケルは母キャサリンに電話をいれます。キャサリンも「みんな、あなたに対してフェアじゃないと思ったわ」と伝えます。この時のマイケルの失望感は『オフ・ザ・ウォール』の時以上のように思いました。それでもマイケルは「僕は進まなければならない。耐えていかなければならない。」という思いをもって次のアルバムに向けて動き出すのです。
 
 さて、この時のグラミーのステージパフォーマンスといい来場者といい、超華やか。パフォーマンスの予定もなかったプリンス、こういう場を好みそうにない彼が会場に来ていたのもあらためて驚いた(最優秀アルバム受賞の自信があったのかも)。オープニングがWhitneyⅡを引っさげての参加のホイットニーが、ナラダが手がけたNo1ソング「すてきなサムボディー」ダンサンブルに抜群の歌唱力で歌う。
 新人部門ノミネートのテレンス・トレント・ダービーも「If You Let Me Stay」をマイケル、プリンスのスティーヴィー・ワンダーの前で熱唱(受賞はジョディー・ワトリーだったけど)。そんな華やかな中でも、一番印象に残ったものは、一つも受賞できなかったマイケルの「マン・イン・ザ・ミラー」のパフォーマンスだったと思います。
 
 そして翌1988年度のグラミー対象として、最優秀レコードに「マン・イン・ザ・ミラー」がノミネートされます。最優秀レコードと最優秀楽曲賞を受賞できるポテンシャルのこの曲のノミネートは『BAD』発売の87年度(88年開催)ではなく。翌年の88年度(89年開催)なのです。前年のマイケルのステージでのパフォーマンスは圧巻でしたが、この曲の旬はもうすぎていた感。
 
【 最優秀レコード 】
★  Don't Worry Be Happy  / ボビー・マクファーリン
   Fast Car  / トレイシー・チャップマン
   Giving You The Best / アニタ・ベイカー
   Rol With It / スティーヴ・ウィンウッド
     Man In The Mirror / マイケル・ジャクソン

 他のノミネート曲もすべてリアルタイムに聞いていました。個人的には、トレイシー・チャップマンの「Fast Car」が心にしみた。アニタの「Giving You The Best」も素晴らしいけどR&Bの枠での最高楽曲だと思う。ウィンウッドの「Rol With It」は地味だな。「Man In The Mirror」の存在感は圧倒的だと思う。
 でも物事にはタイミングがあります。グラミーもプロ中のプロが選ぶ賞といっても、レコード会社の思惑もゼロではないでしょう。1988年度ではマイケル・ジャクソンの『BAD』は既に旬ではなかったのです。今でも耳に残り続けるボビー・マクファーリンの「
Don't Worry Be Happy」が受賞することとなります。
 ただ映画『ムーンウォーカー』の中で公開された「Leave Me Alone」のショート・フィルムは高い評価を得(監督はジム・フラッシュフィールド)、89年度のグラミーで最優秀ショート・フォームビデオを受賞しています。
 
 『BAD』のグラミーでの評価は以上の結果でした。
 
 繰り返しになりますが、個人的には発売時期の出だしでつまずいた印象はもちます。『BAD』の核になるべき曲は、「BAD」「Man In The Mirror」「Liberian Girl」「Smooth Criminal」だったと思います。正直な所、この順番でカットしてもすべて1位をとれたと思います。『BAD』を87年の10月までずらすか、せめて87年の春に出すことが出来たら状況は大きく変わっていたように思います。
 グラミー効果はすごい。グラミーを制覇したという事でアルバムセールスは伸び、アルバムの評価も一気に高まります。人は権威に弱い。
 
 87年度のグラミーの最優秀レコードのノミネート曲は、例年に比べてもおちる気がする(受賞はポール・サイモンのグレイスランド)。87年度内に「Man In The Mirror」がリリースされていたら、最優秀楽曲も含めノミネートされていたかも。
 あとスティーヴィーとの「Just Good Friends」もカットされていたら最優秀POPグループ(いやR&Bか)も十分対象曲になりえた。スティーヴィーの名前はグラミーに強い。ただ当時、スティーヴィーのアルバムにMJがお返し的に参加した「Get It」をカットしていたので(あまりヒットはせず)同じDuo相手の曲のシングルカットはしにくかった気もします。
 
 イメージというか、印象というのはすごく大事で、何かをきっかけに一気に流れは変わる事がある。『BAD』の潜在能力は決して低くない。ポテンシャルは相当なのに、結果を残せなかったのが残念で仕方ない。
 1986年の10月に『BAD』プロジェクトを開始し、まず「I JustCan't Stop Loving You」を先行シングルできる。『スリラー』の後で全世界の人が待ちわびた曲ですから。正直、サイーダ・ギャレットではなく、大物POP女性歌手を起用していたら、よりインパクトはあった。曲は良いと思います。
 そして「BAD」です。このMusic Videoのインパクトは、楽曲をさらに魅力的なものにした。当初、RUN DMCを起用したHip Hop的なノー・ドラッグSong、Street的なハードエッジな強烈なメッセージSongを制作していたら、さらにこのタイミングでテディー・ライリーを起用していたら相当なインパクトをもったはず。「BAD」はメッセージ的にも曖昧で、個人的には何が主張したいのかよくわからなかった。(→ 後に自分なりに答えをみつけますが)
 そして、マイケルとって初めてと言えるゴスペル的なメッセージ曲「Man In The Mirror」がきたら、さらなるインパクトです。
 そして最先端デジタル機器を惜しみなく投入し、TOTO勢によって製作された、メロディーラインも美しい、クインシーのアレンジも素晴らしい大人のバラード「リベリアン・ガール」も世界中の人に受け入れられたに違いない。
 そして映画『Moon Walker』での「Smooth Criminal」です。これらのシングルをグラミー年度期間でめいいっぱいカットしていたら、こんなノミネーションにならなかったはず。チャートという大衆の後押しは、グラミー選定者も無視することはできない。語っていたら、ますます残念に思えてきた。
   
 前回もちょっととりあげましたが、『BAD』をリズムアレンジで分類してみます。

 - MJ & Others -
 2  The Way You Make Me Feel
 6  Another Part Of Me
 9  Dirty Diana
 10 Smooth Criminal
 11 Leave Me Alone
 
 -Quincy & MJ -
 1 BAD
 3 Speed Demon
 4 Liberian Girl
 
 - Quincy & Others -
 5 Just Good Friends
 7 Man In The Mirror
 8 I Just Can't Stop Loving You 
 
 こうして分類すると、クインシーが絡む楽曲はプロっぽい。逆にMJ主導の曲は、技術的なものは不足しているかもしれませんが、MJの嗅覚というか本能的なセンスを感じる。そして、シングルの選定もマイケルがメインで手がけたものからカットしていった。
 そういったアレンジの視点で見ると、MJのアレンジはプロからみたら未熟に見えた部分もあったのかもしれません。マイケル・ジャクソンは、ボーカリスト、パフォーマー、ライターとしての才能も一目置かれるけど、SOUNDアプローチまではプロを納得させれなかったのかもしれません。
  
 『BAD』はグラミーでは正当な評価を得る事は出来ませんでしたが、マイケルのそれこそ血と涙の結晶のようなアルバム、マイケルワールドが凝縮されたアルバムだと思います。一番マイケル・ジャクソンのカラーがでたアルバムはどれだ?と聞かれたら私は迷いなく『BAD』をあげます。
 『スリラー』で一度頂点を極めている、マイケル・ジャクソンとクインシーに対してはかなりの高いレベルが求められた部分もあるように思います。
 次作『Dangerous』もマイケル渾身の作品ですが、この作品もグラミーでの評価は得られず。Producerのテディー・ライリーもグラミーと縁がうすい。マイケル・ジャクソンの名前はグラミーから遠のいていきますが、その理由というか要因はよくわかりません。クインシー・ジョーンズがサポートしていないと同業の業界人は評価しないのでしょうか。『スリラー』であんなに受賞したからいいだろう、とか同業者のジェラシー的なものもあるのだろうか、グラミー賞は何だか先入観と偏見に満ちている部分も感じます。
 そうはいっても、作品でグラミー賞の受賞は遠のくものの、マイケルの功績は「特別功労賞伝説賞」「特別功労賞生涯業績賞」というもので讃えられますが、マイケルとしては作品での受賞を最後まで望んだように思います。
 しかし、作品がグラミーで受賞できなくとも、一般の人たちが選ぶアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)やヒットチャートを主軸としたビルボード・アワーズでは多くの受賞をします。ファンの前で、はにかみながらもとびきりの笑顔でスピーチをするマイケルの笑顔は今でも心に刻まれている。


コメント(2) 

コメント 2

ken_go

はじめまして!なるほどって思いました。
私もマンミラで最優秀レコードを受賞してほしかったです。。
by ken_go (2018-02-23 17:34) 

amber35

ほんと「Man In The Mirror」は最優秀レコードと最優秀楽曲賞に値する曲だと思います。そしてマイケルほどこの曲にふさわしいアーティストもいないように思います!
by amber35 (2018-02-23 23:19) 

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