ORIGINAL 2012.11.13 Up


 BAD25周年記念「ウェンブリー」のLIVE 映像を体感しました!本来、商品として発売を想定していたものではなく、マイケル自身の保存映像用として撮られていたという事で、発売前から映像のレベルや音質についていろいろ言われていましたが、個人的には素晴らしい仕上がりのLIVE 映像でした。マスター音源を使用したというだけあって音質がいい。『BAD25周年記念盤』ではLIVE CDもついていますが、それも納得です。

 個人的に一番に挙げる部分が、「ボーカル力」の素晴らしさでした。最初の「スターティン・サムシン」から「マン・イン・ザ・ミラー」まで圧倒的なボーカルパフォーマンスです。「マンミラ」はエンディング曲にして相当なボーカル力を求められる曲。しかしマイケルは最後まで圧倒的なボーカルで歌いきります。普通にこれらの曲を歌いきるだけでも相当の身体的な力を要すると思いますが、さらにあのダンスパフォーマンスも加わるわけです。凄すぎます。
 そして今回、すごい根本的な事に気づきました。あまりこの点に触れてる人はみかけないのですが。それはマイクの形状です。80年代は、ハンドマイク or スタンドマイクです。アーティストにとってこのマイクをうまく使いこなすものLIVEでは重要なポイントです。それこそマイクパフォーマンスってのもあった。そして『BADツアー』もマイケルはハンドマイクで全開のパフォーマンスです。



 しかし、ハンドマイクは、マイケルのような素晴らしいDANCEパフォーマンスをするアーティストにはネックの部分がある。どちらかの手が使えなくなるからです。