2011.3.28Upに加筆


 
 前回『オフ・ザ・ウォール』におけるルイス・ジョンソンのベースグルーブの重要性についてふれてみました。ベースPlayだけではなく、マイケルと共作した「Get On The Floor」はその魅力がスパークしている楽曲だと思います。私もめちゃ好き。
 『オフ・ザ・ウォール』期、マイケルとの曲作りの際にできあがったと思われるのが今回紹介する「This Had To Be」です。この曲はルイスと兄・ジョージとの兄弟ユニット→ブラザーズ・ジョンソンの80年の3rdアルバム『Light Up The Night』に収録されています。
   



Light Up the Night



  • アーティスト:

  • 出版社/メーカー: A&M Super Budget

  • 発売日: 1996/04/16

  • メディア: CD




 
 マイケルは、バックボーカルとしても参加しています。かっこよさと美しさを兼ね備えた稀有なマイケルのボーカルが加わると、その曲に新たな魅力が生まれる感じです。マイケルのバックボーカルは控えめなのですが、すごく魅了されます。 
 アルバムプロデュースはクインシー・ジョーンズです。ブラザース・ジョンソンは、ルイス(ベース)とジョージ(ギター・Vocal)の兄弟ユニット。クインシー・ジョーンズがデビューから完全バックアップしている。ジャズ畑の人と思われていたクインシーのカテゴリーの壁を突き破る手助けをしたのがブラザーズ・ジョンソンだと思う。彼らによってクインシーはR&B色を強めるサウンドを作り上げる事ができた。そしてそれがマイケルとの『オフ・ザ・ウォール』の制作にもつながった気がする。