オリジナル2011.1.29に加筆・修正


 プロデューサーのクインシー・ジョーンズがマイケル・ジャクソンを次のステージへを導いたというのは周知の事。そして、マイケル・ジャクソンは、クインシーから様々なものを吸収し、自分の血肉とした。
 それは、クインシーと制作した『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』『BAD』の3部作を聞いたらよりわかります。そして、クインシーの腹心、ライターのロッド・テンパートンの存在も忘れることはできない。
 



オフ・ザ・ウォール デラックス・エディション(初仕様付期間生産限定盤)(Blu-ray付)



  • アーティスト:

  • 出版社/メーカー: SMJ

  • 発売日: 2016/03/09

  • メディア: CD




 
 クインシーとの最初の作品、79年の『オフ・ザ・ウォール』は10曲収録。
 これを主要なライターで分類すると、マイケルが3曲。ロッド・テンパートンが3曲。ポール・マッカットニーが1曲。スティーヴィー・ワンダーが1曲。残りを他のライターが2曲。
 このアルバムからは、4曲のビルボードTop10ヒットを生み、MJ作の「Don’t Stop Til You Get Enough」、そしてロッド・テンパートンの「ロック・ウィズ・ユー」の2曲がNo1ソングとなっています。 
 ロッド・テンパートンはアルバムタイトル曲の「オフ・ザ・ウォール」のライターでもあります。
 ロッドの曲をクインシーがSmoothでエレガントなサウンドに仕上げ、そこにMJのすばらしいボーカルがのる。ロッドの曲は、マイケルのボーカルがとても伸びやかに感じます。MJ自身のバックボーカルも心地いい。